書誌情報
論題:輸出・生産に下げ止まりの兆し ~ただし、雇用・消費悪化の本格化が順調な景気回復を阻害~
09.06.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 輸出・生産に下げ止まりの兆し ~ただし、雇用・消費悪化の本格化が順調な景気回復を阻害~
- 要旨
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2008 年度下期以降、内外景気は大幅な悪化を続けてきたが、最近になってようやくその悪化テンポが緩和し始めた。しかし、牽引役として期待される輸出の急回復はまだ想定できる状況にはない。さらに雇用・消費といった遅行指標の悪化はこれから本格化する可能性もあり、当面は内外需ともに厳しい状況が続くだろう。また、国際商品市況の水準が前年に比べて低い上、国内需給バランスの大幅悪化により、今後物価下落圧力が強まることが予想され、景気回復の阻害要因として懸念される。追加緩和策にやや消極的であった日本銀行も、08 年12 月に政策金利を0.1%まで引き下げたほか、国債買入れ額の増額や主要行の劣後ローン引受けなどを決定したが、景気回復を確実なものとするためにも、もう一段の緩和措置が必要と思われる。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2009年06月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) : リサーチ&ソリューション第1部 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 理事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2009年06月号 第20巻 第6号 通巻223号 2 ~ 5ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/830.html