書誌情報
論題:年内の出口戦略の検討は時期尚早 ~当面は消費、設備投資の下振れリスクは残る~
09.08.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 年内の出口戦略の検討は時期尚早 ~当面は消費、設備投資の下振れリスクは残る~
- 要旨
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中国向けの輸出やエコカー減税など政策などによる下支えもあり、国内景気は持ち直しの動きを続けている。しかし、需給バランスは大きく崩れたままであり、企業部門においてリストラ圧力が再び強まる可能性も否定できない。さらに欧米先進国・地域の景気もまだ明確な改善が始まった様子は窺えず、中国経済の牽引だけでは力不足感は否めないことから、当面は回復テンポが加速することなく、底ばい気味に推移するものと思われる。一方、景気が最悪期を脱したとの見方が広がるにつれて、危機対応の経済政策からの出口戦略に対する思惑も浮上してきたが、日銀は企業金融円滑化支援策の延長を決定。さらに、今後想定されるデフレ圧力を緩和し、景気回復を確実なものとするためにも、日銀はもう一段の緩和措置が必要と思われる。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2009年08月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) : リサーチ&ソリューション第1部 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 理事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2009年08月号 第20巻 第8号 通巻225号 2 ~ 5ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/832.html