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書誌情報

論題:農地中間管理機構初年度における農地集積の動向――求められる詳細な分析にもとづく政策評価――

15.06.30[ 更新15.06.30 ]

タイトル
農地中間管理機構初年度における農地集積の動向――求められる詳細な分析にもとづく政策評価――
要旨

2014年度から本格的に始動した農地中間管理機構の初年度実績が15年5 月に公表された。2010年代に入り横ばいで推移していた担い手への利用集積面積は,15年3 月末に前年比約6 万3,000ha増加したものの,機構を通じた貸借の割合は1 割強にとどまっている。
農林水産省は,機構の実績が低調なのは機構の役職員の体制が不十分であるためとして,機構に体制の強化を求めるとともに,各県の機構の利用実績にもとづいてランク付けし,それを農林水産予算の配分に反映させることも検討するとしている。
しかし,実際には,地域により違いはあるものの,農地の出し手は信頼できる人に農地を貸したいという思いが強く,受け手を指定できない機構の仕組みではなく当事者間の合意にもとづく貸借を多くの出し手が選択したと推測される。また,制度設計の段階で十分な検討を踏まえないままに施策が運用されていることにより,現場で事業を活用しにくい面があることも,機構の実績を低調にする要因のひとつと考えられる。
農地中間管理機構は,農地集積のためのひとつの手段である。機構の実績のみではない農地に関するデータの総合的な分析や,現場の取組みの調査により農地集積の実態をとらえ,今後の方策を検討していくことが重要である。

刊行年月日
2015年07月01日
著者/
研究者紹介
小針   美和 (コバリ ミワ) リサーチ&ソリューション第1部   主任研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2015年07月号 第68巻 第7号 通巻833号  20 ~ 34ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2015/07/
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):国内農業
第二分野
(大区分):協同組合・組合金融・地域  (詳細区分):農協
キーワード
農地,農地中間管理機構,円滑化事業,規制改革会議,ランク付け,初年度実績
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1507re2.pdf  945.9KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5693.html