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書誌情報

論題:協同組合と経済学の近年の関係性強化―経済学の枠組み変化の影響―

18.11.30[ 更新18.11.30 ]

タイトル
協同組合と経済学の近年の関係性強化―経済学の枠組み変化の影響―
要旨

海外においては、協同組合の実践や存在意義に関して、また所有・ガバナンスのあり方等について、経済学的な視点から積極的に評価する動きが広まっている。そのことは、国際協同組合年を機に行われた、ICA(国際協同組合同盟)と関連団体主催のカンファレンス(2012年)において、多くの経済学者が様々な観点から協同組合について講演していることや、近年のICA関連の文書に、多くの経済学者が関与していることからも明らかである。そして、協同組合を積極的に評価している経済学は、現在の主流派経済学の枠組みがごく限られた条件のもとでしか成り立たないものであり、集団的に行われている経済活動の実態に基づいた、より現実的な経済理解の枠組みを構築すべきという考え方(以下「代替的な経済学」という)であることにも留意が必要である。わが国においては、代替的な経済学の普及が遅れているために、海外で生じている上記の動きは反映されていないが、経済学に生じている大きな変化は、協同組合の対外的認知度、理解度向上にとって重要な意味を持つものであり、協同組合の側で、そういった動きをしっかりと把握していく必要がある。

刊行年月日
2018年12月01日
著者/
研究者紹介
小野澤   康晴 (オノザワ ヤスハル) : 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 リサーチ&ソリューション第1部   理事研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2018年12月号 第71巻 第12号 通巻874号  17 ~ 32ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2018/12/
第一分野
(大区分):協同組合・組合金融・地域  (詳細区分):その他
第二分野
(大区分):経済・金融  (詳細区分):その他
キーワード
協同組合,経済学,制度派,ICA,ハンズマン,ダスグプタ
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1812re2.pdf  781.1KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/7362.html