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鈴木基臣

リサーチ&ソリューション第2部
2023年入社

入社のきっかけは?

 前職での研究開発経験とコロナ禍によるサプライチェーンの混乱が、私のキャリアにおける新たな方向性を示しました。私は食品メーカーで約10年間、研究開発業務に従事し、基礎研究やBtoB、BtoC向けの製品開発を行ってきました。しかし、2020年からのコロナ禍でサプライチェーンが大きく影響を受け、経済安全保障や食料安全保障の重要性が浮き彫りになりました。これにより、サプライチェーン全般に関わる仕事に携わりたいという思いが強まり、転職を決意しました。
 また、実家が農業を営んでいたため、JA系統組織に対する親しみも農中総研への転職の決め手となりました。農業とサプライチェーンの結びつきに興味を持ち、食料の生産から流通、消費に至るまでの一連のプロセスに関わることで、社会に貢献できると考えています。
 農林中金総合研究所での業務を通じ、私の研究開発の経験も活かしながら、より良いサプライチェーンの構築に寄与することができると信じています。今後のキャリアでも、農業と食品産業の発展に貢献できる機会を楽しみにしています。

現在の担当は?

 当社の担当は業界、品目、経営テーマの三つのレイヤーでわかれています。
 業界では製粉・製パン・製菓・製めんといった小麦を軸とした加工食品、容器包装を担当しています。そのなかで、農林中央金庫のお取引先様である企業に対するアドバイザリや市場調査や戦略提言のような受託調査を行っています。
 品目ではとうもろこしを担当しています。農中総研がJA系統組織であるという強みを活かし、国内での子実とうもろこし生産の状況の調査やその報告を行ってきました。
 最後の経営テーマでは循環型社会を担当しています。本領域でもJA系統である強みを活かしてメタン発酵消化液の肥料利用可能性に関する調査等を行ってきました。
 こうした業務では、デスクトップ調査のほか、社内の知見を活用しつつ、実際に農林中央金庫の取引先様を中心とした企業、業界団体、官公庁、生産者等、さまざまな方や大学等の研究者の方からヒアリングを通し、多面的な視点でのレポート作成を心がけています。
 私が産業界での研究開発畑出身であることから、担当業務のなかで産業としての技術的視点も含めて分析・考察しています。現在は農林中央金庫営業企画部と兼務をしており、そこでのネットワークも活用しています。

今の仕事の魅力は?

 私が考える大きな魅力は以下の三点です。  第一に、専門領域を持ちながらも、広く深い知見を得られる点です。社内には農林水産業の専門家が多数在籍しており、各々が持つ知識や視点、アプローチ方法は非常に多様です。これらの専門的な知見を学ぶことで、私自身の知的好奇心が刺激され、さらなる成長が期待できます。
 第二に、ネットワークの広さです。前述のとおり、農中総研では、食農関連の企業や生産者だけでなく、農林中央金庫の幅広い取引先とも関わる機会があります。これにより、バリューチェーン上のさまざまな関係者と対話を持つことができ、業界の動向を把握し、貴重な情報を得ることができます。このようなネットワークの構築は、業務の幅を広げ、質を高めるうえでも大きな魅力です。
 第三に、社会貢献につながる仕事ができる点です。特に農業や食品産業に関する調査は、社会的な意義を強く感じながら進めることができます。持続可能な開発や食糧問題といった重要なテーマに取り組むことで、実際に社会に役立つ成果を上げることができる充実感があります。
 これらの要素が、私にとって農中総研での仕事の大きな魅力となっています。

仕事紹介