1. TOP
  2. 採用情報
  3. 仕事紹介
  4. リサーチ&ソリューション第2部長谷祐

長谷祐

リサーチ&ソリューション第2部
2017年入社

入社のきっかけは?

 私は大学で農業経営学を専攻し、新規就農や六次産業化についての調査研究をおこなってきました。所属していた研究室で「現場に軸足を置いた」研究スタイルをとっていたこともあり、私も調査先に何度も足を運び、様々な人へのヒアリングを通じた実証的研究に取り組んでいました。
 農林中金総合研究所については、親会社の農林中央金庫が大学に寄附講座を開講していた関係で、調査やシンポジウム、特別講義などを通じて研究員の方と面識を持つ機会がありました。
 研究員の方から聞く話や機関誌『農林金融』のレポートを通じて、農林中金総合研究所でも現場でのヒアリングによる調査研究が重視されていることを知り、自分の研究スタイルと合っているのではないかと興味を持ちました。

現在の担当は?

 現在はリサーチ&ソリューション第2部に所属し、農薬業界、飼料業界、酒類業界などの農業と食に関連する業界をリサーチし、レポートとして公表しています。各業界の先進的なメーカーや農業経営体から話を伺うことで、半歩先の未来に迫ることができます。
 22年度からは農林中央金庫の営業企画部を兼務しています。この兼務によって農林中央金庫の職員の方々と直接やり取りする機会が増え、自分のレポートが活用されている実態や、金庫職員から見た改善点も見えるようになりました。
 農林中央金庫のネットワークを通じて、これまで総研研究員としてはアプローチが難しかった企業との対話やヒアリングが出来るようになり、これまで以上に広い視野から業界を見ることが出来るようにもなりました。
 ただ、個人的な関心はやはり「農業の現場」なので、この軸足をずらすことなく自分なりの業界リサーチ情報の収集・提供をしていきたいと考えています。

今の仕事の魅力は?

 入社した時のイメージからすると、今現在あの頃思い描いていた仕事が出来ているかと問われれば、素直に首を縦に振ることは難しいでしょう。入社当時からは所属部署も担当業務も変わり、見えてくる世界も大きく変わりました。
 ただ、自分が農業や食の最先端に触れている感覚はこれまでで一番強いです。これは農業以外の業界を見ることを通じて、農業や食を取り巻く世界が私の想像より広く深く、そして今大きく変わりつつあることを理解したということです。
 変わりつつある食農分野において、農中総研では農林中央金庫と連携を深めながら最先端の取組みを知ることが出来るとともに、JAグループのシンクタンクとして地域農業の現場にも出ていけます。この2つは対立するものではないのですが、組織として両立することも意外と難しく、ここを自由に行き来できるのが農中総研の大きな魅力の一つだと感じています。

仕事紹介